2014年5月20日火曜日

指令:ヤマボウシを探せ

 
 遊びの山に、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」が咲き出した。中心に淡黄色で小さく、球状に集合しているのが花で、その外側に白い4枚の花弁のように見えるのが、実はつぼみを包んでいた葉、「総包片(そうほうへん)」である。名の由来は、花の形状を坊主の頭、総包片を衣に、あるいは全体を頭巾と見立てたことから付いた名前である。
 
 そして、元気な子供たちがやってきた。兵庫県が小学校3、4年生を対象に、春と秋に実施している「自然体験学習」である。この日を皮切りに毎年何校かがやって来るが、その初日である。この日は、市内の某小学校の4年生が130人ほどやってきた。「自然体験学習」なんて堅い言い方をしているが、自然や里山について、遊びながらちょっとだけでも関心を持ってもらおうというカリキュラム、まあ、遠足みたいなものである。

 我々は子供たちのするウォーク・ラリーの運営とそのお手伝い。ウォーク・ラリーを通じて、いろいろな木やこの公園にいくつも残る炭窯跡を探したり、炭の材料となった「クヌギ」のことや希少種である「エドヒガン桜」についてちょっとだけ学んでもらう。「写真の花(ヤマボウシ)を探して、その場所と名前を書きなさい!」なんて問題もありました。この日は天気は上々、子供たちも楽しんで学べたようだ。森に子供たちの歓声が響いていた。



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