2014年3月22日土曜日

積み重ねる ・・・


 遊びの山、炭焼き窯の前にクヌギの薪が積み上がった。来年の炭焼きに備えて十分に乾燥した薪を準備するためである。薪による火力が充分得られないと、炭の出来が悪くなるのである。伐採したが、太すぎて炭材としては適さない直径30cm以上もあるような太いクヌギの玉木を、斧やマサカリ(鉞)、クサビ(楔)を使って、八つに割るのである。これも太すぎて、手持ちの電動薪割り機では割れないので、人力に頼らざるを得ないのである。こうして大変な作業を経て、得られた薪がやっと積み上がったのである。この美しく積み上がった薪を眺めていると、木の存在感を強く感じる。

 そして、全て形が違う一つ一つの薪を、崩れないようにしっかりと、よく乾くように風とおしよく、そして美しく積み上げるのには、そこそこのコツもまた必要なのである。なにか人生を積み重ねることと共通点を感じると言ったら、センチメンタルに過ぎようか ・・・。
  
  

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