2014年2月18日火曜日

森が明るくなるとすぐに野鳥たちが集まってきた


 先週末、再び降った大雪はもうすっかり消えている。今日の植生調査の作業は、昨年設定した10m×10m=100㎡の調査管理区域の照葉樹をすべて伐採する作業。「ヒサカキ(柃、非榊)」がほとんどであるが、「ソヨゴ(冬青)」、「アセビ(馬酔木)」をくわえて、100本ほどの照葉樹を伐採した。その結果、この区域は陽が差し込み、すっかり明るくなった。1年後、追跡調査をする予定であるが、どのくらい新しい種が芽生えているか楽しみである。


 そして、よくしたもので、森が明るくなった途端に、「ジョウビタキ(尉鶲)」、「ルリビタキ(瑠璃鶲)」、「コゲラ(小啄木鳥)」などが、作業を続けている我々を怖がることなく、直ぐに集まってきた。「コゲラ」は、虫を捕るためか、早速木を啄き始めだした。やはり、「森を明るくする」という我々の地道な活動は、意味のあることであると実感する。鹿の食害を防ぐための試みなども施しながら、今日の作業を終える。気温は低いが、陽ざしの暖かな一日だったためか、この時期の日曜日にしてはいつもより多くの来園者が、森林ウォークなどを楽しんでいた。もう、春は近いのだ。
  

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