2014年2月14日金曜日

炭焼きを終えると春のスイッチが入る



 11日の炭出しをもって、今季の「炭焼き」を終えた。8日の予定だった「炭出し(窯出し)」が、あの雪のため延期になったためである。今季も例年通り3回の炭焼きを実施したが、3回とも無事に終え、炭の出来具合いもまずまずであった。「炭焼き」の準備に着手したのが、まだ暑さの残る去年の10月半ば、第1回目の炭焼きを始めたのが12月初旬、準備まで含めるとほぼ4ヶ月の長きにわたって「炭焼き」を実施してきたことになる。しかし、終わってみれば、あっという間の出来事であった。

 新しいボランティア・グループを立ち上げてから、「炭焼き」を実施したのは、これで3シーズンを数える。新しく加わった仲間も含めて、ほぼ全員が、「炭焼き」のノウハウを理解、習得できたように思う。来季からは、また一段と「菊炭」としての出来栄えのレベルを上げられるよう、新しいノウハウの獲得を目指して、チャレンジしていきたいと思う。などと、もっともらしいことを言っているが、本音はなかなか奥深い「炭焼き」の魅力に、すっかりとり憑かれてしまっているのである。きちんと後片付けも終え、感謝をしながら窯口を閉めた炭焼き窯は、ようやく元の佇まいを取り戻した。この「炭焼き」を終えると、私の心の中では、いつも「春のスイッチ」が入るのである。
  
  

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