2014年1月21日火曜日

こども里山探検隊来たる


 一面の雪景色である。私の住んでいる地域は滅多に雪は積もらないが、シーズンに多くて2、3回程度うっすらと積もることがある。この日は、我が遊びの山に「こども里山探検隊」がやってくる日。前の晩、雪が降り出したのをみて、「さて、どうだろうか?」と心配していたが、どうやら道路には積もっていないため、駐車場までは上がれるということで、決行という判断。


 雪の中を40人を超える子供連れの探検隊家族がやってきた。受付を済ませるとすぐに雪だるまづくりに興じる子も ・・・。積もった雪で遊ぶことがあまりないこの地域の子ども達にとっては、これも貴重な体験。今日の探検メニューの一つは、「飾り炭づくり」。缶の中に山で見つけたいろいろなものを入れ、炭にしたらどうなるかという遊び。あいにくの雪であったが、缶に入れるものを探して雪の山へ。探すのが大変な雪であったが、まあなんとか思い思いに探したようだ。そして「竈(かまど)体験」。この日の昼食は、竈で炊いた古代米のご飯と豚汁。子供たちにも竈で火を焚くということがどんなことか体験してもらう。


 午後は、集めてきた木の葉、枝、松ぼっくり、どんぐり、柿、蛾の繭、竹などを缶に入れ、いわゆる蒸し焼きにして飾り炭を作る。どんな風になるのか子供も親も興味津々。炭焼きの合間には、クヌギを使って椎茸の「ホダ木」作りも ・・。さあ、どんな炭が焼けるのか? 開けてみると、長い針のような突起に覆われた「楓(フウ)」の実も、熟れた真っ赤な柿の実も、青々とした羊歯の葉も、みんな崩れずにそのままの形で真っ黒に炭化している。これには子供たちもびっくり。そして、帰る頃には、もうすっかり雪も溶けて、いつものような公園に戻っていた。
  
  

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