2014年1月15日水曜日

炭あそび


 炭焼き2日目はただただひたすらに窯口で薪を焚く。そして3日目は、この日もひたすら煙の色の観察と温度計測を繰り返す作業が続く。はっきり言えば、単調な作業の連続で、一般の炭焼き体験参加者にとっては、暇な一日である。そんな日をできるだけ楽しんでもらおうと、いろいろな工夫をしている。前回はお点前を楽しんでもらった。今回は、炭の楽しみ方を知ってもらおうという試み。

 茶道でも嗜んでいる人、あるいはBBQを楽しむ人以外は、家で炭を使うという人はまず殆どいないでしょう。実際、体験教室で炭を焼き、炭をもらっても、「さてどうしたらいいのやら?」という参加者も多い。ならば炭の楽しみ方を提案しようと思い立ち、まずその一つとして、七輪で炭の熾し方を覚えてもらう。これを覚えておくと、サバイバル熱源としての利用だけでなく、日常につかう熱源としてもすこぶる便利である。二つ目は、消臭剤としての利用。炭には優れた消臭効果があることはご存じでしょう。しかし、ただそのまま置いておくだけではつまらないので「飾り炭」にアレンジしたらどうかと提案したのが冒頭の写真。100均ショップで買った篭やトレイ、正月飾りの造花の梅の花などを使ってみた。そのほかにも「一輪挿し」にしたり、重ねて水引や細いわら縄で巻いて、「俵づくり」にしたりいろいろな炭細工を楽しんでもらった。
  
  

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