2017年3月10日金曜日
梅は咲いたか、桜はまだかいな ~
昨日とは一転、寒さが逆戻り。今日の山作業は先週に引き続き、「アラカシ(粗樫)」、「ヒサカキ(非榊)」、「ソヨゴ(冬青)」などの常緑広葉樹を伐採し、「エドヒガン(江戸彼岸)」の群生林の周辺整備。写真のように、すっかり見通しが良くなった。
そして、里に1月ほど遅れて、山にも梅が ・・・。
「♪ 梅は咲いたか、桜はまだかいな~ ♪」なんてね。
2017年3月4日土曜日
山も春を迎える準備に
(上段は開花を待つ今年のエドヒガン、下段は昨年のエドヒガンの写真)
私が所属している森林ボランティア団体の活動フィールド、「兵庫県立一庫公園」には、兵庫県版レッドリストBランクに指定されている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜が、60数本自生している。そのうちの2個体群28本が、川西市の天然記念物に指定されている。最も樹高の高い桜は、樹高31m、最も太いものは、直径が65cmを超え、「さくらひとくら」との愛称がついている。そんな「エドヒガン」桜が、例年通りの開花時期ならば、この月末には、「ソメイヨシノ(染井吉野)」より1週間ほど早く、開花を迎える。
そんなことで、今日の山作業は、春を迎える準備。朝方は小雨だった雨も上がり、薄日が差し込む中で、「エドヒガン」群生地の周辺整備。「アラカシ(粗樫)」、「ヒサカキ(非榊)」、「アセビ(馬酔木)」などの常緑広葉樹を伐採して、エドヒガンを見えやすく際立たてることを目的とする作業である。開花時期までの何回かの作業をすれば、迎える準備はすっかりと整うはずである。
2017年2月27日月曜日
失敗の本質は ・・・
2012年に新たに森林ボランティアのグループを立ち上げ、炭焼きを引き継いでから、5年目の炭焼きを終えた。それ以前の炭焼きはといえば、ノウハウを知っている長老格の采配に従って、作業をするだけで、炭焼きの奥深いところや、詳細なノウハウなどはほとんど教えてもらえなかった。
新しいクラブを立ち上げてからは、「炭焼き技術の伝承」という目標を掲げるなら、そんなやり方を改めようと、「より美しい菊炭をめざす」、「科学的なアプローチで」、「全員参加でノウハウ共有」を方針としてやってきた結果、昨年は、今までの私の炭焼体験では最高レベルとも言える菊炭が焼けた。しかし、「今年も!」と意気込んで焼いた炭は、失敗とまでは言えないが、昨年の品質に比べたら大幅に品質ダウンを認めざるを得ない結果であった。
しかし、今回のこの結果の反省から得られるものも、相当大きかったと実は思っている。そのひとつは、かって先達に教えてもらった常識、定説を疑ってみたことである。ただひたすら薪を焚くだけと、いままであまり目を向けて来なかった「窯焚き」の有り様が、結果として炭の出来栄えに大きく影響するということがわかったこと。焼き急ぎをしないよう、むしろ温度上昇を抑え、時間をかけてじっくりと焼くことなど、目からウロコが落ちたように、新たな知見も得られた。来年に向けての新たな目標や確かめたい課題が設定でき、もう来年の炭焼きが待ち遠しくてならないのだ。
素人がプロの炭焼き師に少しでも近づくためには、データを収集し、それを分析・活用することが、よりよき菊炭づくりにつながると思ってやってきたが、その方向は間違っていなかったと思う。そして、失敗は、成功するためへの必然であり、いつまで続けられるかわからないが、失敗は私の炭焼きへの挑戦や、森林ボランティアへ駆り立てる原動力となっている。とはいえ、年に2回しかできない炭焼き。できるだけ失敗はしたくないのが本音ではあるが ・・・。
2017年2月17日金曜日
春の兆し、里は梅、山は馬酔木から
ポカポカ陽気の中での山作業は久しぶりである。炭焼きも終わり、炭材の「クヌギ(椚、椚)」を伐ったあとの林床整備を行う前に、山頂まで登る。春の訪れを告げるのは、里は梅、山は馬酔木。先週は雪で隠れていた馬酔木がいたるところで花を咲かせている。上を見上げると、すっかり葉が落ちた枝先に「スズメバチ(雀蜂)」。いまは、放棄されてはいるが、あの下で伐採をしていたかと思うと、ちょっと怖い。
再生林の斜面を深々と覆っていたクヌギの枝や葉を取り除く。こうすることによって、台場クヌギの周りを取り巻く動植物の多様性が保たれる。作業を始めようとすると、はやくも敵情偵察なのか、3頭の親子連れの鹿がクヌギ林の斜面を、怖がる様子もなく、ゆっくりと横切っていった。
ところで、今年の「ソメイヨシノ(染井吉野)」の開花予想、大阪は平年並みの3月29日だという。とすれば、この山の「エドヒガン(江戸彼岸)」もその頃か。周辺整備の予定を立てねば ・・・。
2017年2月13日月曜日
窯のぬくもりが伝わってくる
温かい。まだ窯のぬくもりがかすかに触れる手に伝わってくる。窯出しホヤホヤの炭である。早速、断面を確かめるために切ってみる。美しい漆黒の菊の花の文様が浮かび上がる。今年の炭焼きは、来年への課題を残して、これで終わり。また来年、より美しい菊炭をめざすチャレンジが始まる。
2017年2月10日金曜日
雪景色もまた ・・・
天気予報通り、朝から雪混じりの雨。活動日を年間予定に組み込んであり、急に休止になってもすることがないので、台風か積雪で上がれない限り、原則として山の定例活動は実施することにしている。道具の手入れや工作室の片付け、年寄り談議などすることはいくらでもあるのだ。トンネルを抜けるとすっかり雪に。積雪にまでは至っていないので、メンバーが次々と集まってくる。炭焼きで山頂まで登っていなかったので、雪景色を見ようと登る。この時期、一番手の「アセビ(馬酔木)」が咲き始めているが、美しい雪の華の陰にすっかり隠れてしまった。鹿はこの木が苦手。だから奈良公園は「馬酔木」の名所になったという話を聞いたことがある。雪景色を十分に楽しんだあとは、コーヒーを飲んで下山。
2017年2月6日月曜日
こども探検隊がやってきた!
熱さに顔を火照らせながら、一生懸命火吹き竹を吹く。ノコギリをうまく使えず、なかなか木が切れない。葉っぱでもどんぐりでもなんでも、そのままの形で炭になるという驚き。子供たちにとっては、全てが新鮮な経験だったようだ。そして昼ごはんは、竈で炊いた古代米と豚汁。
2017年2月1日水曜日
炎とけむり ~ 燃えさかる赤、神秘の赤、安堵の浅葱色 ~
2017年1月31日火曜日
炭焼きの合間も ・・・
1月は炭焼きであっという間に終わってしまった。この日、炭焼き3日目である。主たる仕事は窯の温度計測、煙の状態の観測くらいで、もっぱら窯の状態の推論に話が集中し、時間的にはほとんど暇である。
しかし、この合間を縫って、いろいろやっておかなくてはならない。その大事なひとつが、2年先の薪の準備である。1回の炭焼きの窯焚きに必要な薪、約60本(計約120本)は、強い着火力と火力を必要とするため、2年間乾燥させたものを使うと決めている。薪材は太すぎて窯木には使えない「クヌギ(櫟、椚)」。伐採してから時間が経つと、硬くなって割りにくくなるから、伐採間もない生木のうちに割るのがいい。鉞(まさかり)で一刀両断というのは、なかなか難しいし、危険でもあるので、楔(くさび)と玄能で割っていく。長さが短ければ、油圧式の薪割り機でという手もあるのだが、長いため手作業に頼らざるを得ない。大変といえば大変なのだが、割ると得られる快感があるので、みんなが順番に割り、瞬く間に薪が溜まっていく。管理のため、割った年度を書き、竈に使う薪と合わせ、窯横や薪小屋に積み上げていく。この日も2年後に十分な薪を確保できた。
道具の手入れも大事な作業の一つ。チェーンソーの掃除、手入れ、刃の目立ては欠かせない作業である。異シーズンの窯木、玉木作りを終えると、刃が相当に摩耗するという。一心に目立てをするボランティア仲間の姿には、プロの木樵(きこり)の風格さえ感じる。決して言いすぎではありませんよ。
2017年1月29日日曜日
さて菊炭の出来栄えは ・・・
第一回目の窯出し(炭出し)である。大雪に見舞われ、窯焚きを二日間延期するなど、トラブルもあり心配したが、しっかりと菊の文様が浮き出し、案外の出来栄えであった。
窯出しに続いてすぐに、第2回の炭焼きの窯入れである。10人を超える一般の参加者もあり、体験を指導する我々の仲間も結構気合が入っているようだ。
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