2017年2月1日水曜日

炎とけむり ~ 燃えさかる赤、神秘の赤、安堵の浅葱色 ~



 
炭焼きの過程でいつも惹かれる色がある。ただひたすらに薪を焚く「窯焚き」の燃え盛る紅蓮の炎の「赤」。「くどさし」の直前、「練らし」の空気孔から見える窯木が炭化していく過程で見せるほの暗く輝く神秘の「赤」。そして、この色の煙が見えると一安心。炭化がほぼ終了に近づいたサインで、排煙口からうっすらと立ち上る「浅葱色(あさぎいろ)」。いずれも炭焼きの出来・不出来を占ったり、タイミングを判断する大事な色でもある。

 

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