先週と打って変わって、梅雨が近づいたのか、朝から蒸し蒸しとしている。今日の作業は、鹿の食害により、枯死してしまった台場クヌギの林に、クヌギの幼木を植樹する作業。
鹿はクヌギの若葉が大好物。鹿が公園に居付き、台場クヌギの新芽を食べてしまい、ほとんどが枯死してしまった。2016年、17年、18年と3年間、約300本のクヌギの幼木を植樹して鹿除けの網を張り巡らしたが、それでも中へ侵入して若葉を食べられてしまう。そこで、生育のスピードは少し遅くなるが、ツリーシェルターというプラスティック製の筒を被せて育てたところ、2枚目の写真のように大きく成長した。植樹した幼木の全部が全部という訳ではなく、土が流れたり、やはり鹿に食べられたりで、幼木が生育できなかったエリアがある。そこに再び植樹をする作業である。
まず必要な材料(幼木、腐葉土、水、ツリーシェルター、ポール、結束バンド)や道具(スコップ、脚立、玄能、鎌)などを現場まで運ぶ。そして、大きく伸びて、幼木の成長を阻害する「タケニグサ(竹似草)」の駆除から作業を始める。
折しも兵庫県が中学2年生に対して行っている1週間の仕事体験カリキュラム「トライやるウィーク」で「一庫公園」にやってきている地元の女子中学生3人も参加。総員16人ほどで13本の幼木植樹とシェルター設置を終えた。
深さ30㎝ほどの穴を掘り、底に腐葉土を入れた上に幼木を置き埋めた後、たっぷりの水を灌ぐ。支柱を立て、シェルターを被せ、結束バンドで固定すれば完成。簡単なようであるが急斜面での作業。結構しんどい作業である。幼木植樹の目標は90本。まだまだ続く。
【 森のクラブイベントのお知らせ 】
「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」
6月16日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合 (雨天実施)
参加費:200円(保険代、材料費等)
定員:25名(申し込み先着)
お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
【 新会員募集中 】
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。
作業体験。体験入会も受け付けています。
公園管理事務所(072-794-4970)まで
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