2015年6月27日土曜日

好ましきものも、好ましからざるものも

 

 暑い。クヌギ再生林。ここは一昨年クヌギを伐採し、新芽がこれから10年かけて、炭材として適当な台場クヌギに育つよう手入れをしている斜面。「ヨウシュヤマゴボウ/洋種山牛蒡」が、人の背丈ほどに伸びている。ここ数日の雨と日差し、格好の条件がそろったようで、あっという間に生い茂った。そして、花が咲き終え、種を残そうと綿毛の種子をつけた「ボロギク/襤褸菊」も。いずれもこれ以上成長したら厄介なので、今日も駆除に精を出す。林に巣を作っているらしい「スズメバチ(雀蜂、胡蜂)」を気にしながらも、仲間14人、フルメンバー総掛かりで、ヤマゴボウ約1,000本、ボロギク約2,300本を一気に抜いた。

 「ヤマゴボウ」によってできた切り株の日陰には、猛毒をもつ茸、「カエンタケ(火炎茸・火焔茸)」が顔をのぞかせている。クヌギの新芽、ヤマゴボウ、スズメバチ、カエンタケ、蝶 ・・・。人間の勝手な基準による好ましきものも、好ましからざるものも集まってくる遊びの山は、平等で多様性に満ちている。
  
  

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