2015年6月12日金曜日

鹿も喰わない山牛蒡をせっせと抜く



 「ヨウシュヤマゴボウ/洋種山牛蒡」の花である。今にも降り出しそうな曇天。本格的な梅雨、そして花が咲き、実をつける前に抜かなくてはならない。可愛いと言って、花を活ける人もいるようであるが、我々森の手入れボランティアにとっては厄介な外来種、天敵である。

 毒性を持ち、繁殖力が極めて旺盛で、日当たりの良い場所なら、あっという間に背丈を超える高さにまで成長する。鳥は免疫力があるのか、この赤い実が好物で、好んで食べては別の地で種を落とし、また繁殖を繰り返す。宿根草で、「牛蒡」と呼ばれるように、その根は太く、また地中深く横にも走るため、駆除するには鶴嘴(つるはし)で掘らなければならない。3年間駆除した再生林では相当に減っていたが、去年伐採した新しい場所にはもうニョキニョキと生えてきている。

 頑張って抜いた成果は、「ヨウシュヤマゴボウ/洋種山牛蒡」は約800本、「ダンドボロギク/段戸襤褸菊」、「ベニバナボロギク/紅花襤褸菊」、ボロギクは合わせて約3,800本であった。これだけ抜いても、まだまだ残っている。残りは来週にと ・・・。実家の草刈と合わせ、外来種、雑草の駆除に明け暮れた1週間。
  
  

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