2022年7月14日木曜日

蝉は泥だらけの殻を脱ぎ捨て、汗まみれの爺さんたちは ・・・

 

  
 蟬の幼虫は何年土の中で暮らすか? たしか「7年」と習ったと思う。しかし、実際にはよく分からないらしく、最近の説によると、「ニイニイゼミ」で4~5年、「ツクツクボウシ(つくつく法師)」で1~ 2年、「アブラゼミ(油蟬)」で3~4年、「ミンミンゼミ(ミンミン蟬)」で2~4年、「クマゼミ(熊蟬)」で2~ 5年だという。
   
 尾根筋の木の低い所に、「ニイニイゼミ」の抜け殻がいっぱい。体長1cm、全身泥にまみれた抜け殻は、ほかのセミの抜け殻とは容易に区別がつく。先週は鳴き声を聞かなかったのに、今日は一斉に鳴きだした。
  
 蟬が成虫になった後、よく「2週間生きる」と言われるが、「ニイニイゼミ」は4年土の中で過ごし、たった2週間精一杯鳴いて相手を見つけ、一生を終え、再び土へ帰っていく。今、泥だらけの青春を精一杯生きているようにも見える。
  

  
 さて、汗まみれの爺さんたちは、今日から新兵器、「クールウェア」を装着。最近屋外で作業する人たちによく見る、例のファン付きのベストである。腰から脇、首筋へ風が抜け、汗のべとつきを抑えるので、すこぶる評判がいい。これで熱中症のリスクが少しでも抑えられれば、狙いは達成。
 
 蝉たちは泥だらけの殻を脱ぎ捨て青春を謳歌、汗まみれの爺さんたちはベストを着て熱中症のリスクを避ける ・・・。


 

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