2019年9月26日木曜日

終息宣言は出せず


 
 

 雲一つない秋晴れ。「抜けるような・・」とは、こんな青空のことを言うんでしょう。木漏れ日の中を山頂付近まで登っての作業の一つは、観察路の頭上に折れて垂れ下がる折損枝の処理。チルホールを使って、力技で枝をもぎ取る。


 

 もう一つの作業は、今年の5月下旬に、ナラ枯れを起こす原因の「カシノナガキクイムシ」の羽化飛散防止対策として、5本の「コナラ(小楢)」に巻いた粘着シート、「むし虫ホイホイ」(アース製薬製)を剥がし、羽化状態をチェックする作業。2013年(平成25年)に被害木を発見して以来、消極的で時間はかかるが、確実な成果が得られるのではとこの方法を続けてきた。結果、被害木数は、2015年(平成27年)をピークとして、激減している。粘着シートをはがしたが、穴の中で死滅しているのか、虫が確認できたのは、わずかに1本のみ。そして、この日発見された新たな被害木は1本だけであった。穿孔の時にできた「フロス(木の粉)」が木肌一面についている。結局、残念ながら、「ナラ枯れ」の最終的な終息宣言は出せず、さらにもう1年様子見が必要である。

 

 作業を終えて、今日は3ヶ月に一度の「ご長寿祈願ティーパーティ」。70歳はとうに超えているメンバーの平均年齢ではあるが、この夏の猛暑も無事乗り切れたことを、仲間たちとケーキとコーヒーで祝う。

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