2014年8月1日金曜日

鹿から守る ・・・



 前回、「鹿の食害」のことについて少し触れた。そして、鹿の被害は、古くからこの地域に伝わる「炭焼き」技術の伝承をしようとしている我々の活動に必要な「菊炭」の原木を育てているクヌギの再生林にまでも及んでいることを書いた。若芽や若枝を食べられてしまった「台場クヌギ」は成長しないのである。

 現実には鹿の捕獲や駆除は難しい。そこで、いろいろの案の中から、自衛手段として検討を始めたのが、ネット状のフェンスを再生林に張り巡らして、鹿の侵入を防ごうという試みである。昨年から、一部に実施をしてみた。やはり、効果があるもので、写真の様に、昨年11月に伐採した切り株から新芽が出て、成長している。これが鹿に食べられなければ、台場クヌギとして順調に成長して、8~10年後には、炭材として手頃な太さまで成長するのである。うん、鹿から見ればおいしそうに見えるんでしょうね。
  
  

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