2013年3月3日日曜日

最後の炭の出来は ・・・


 ずらっと並んだ400本を超える炭。壮観である。

 先日、今年度3回目の炭焼きが「窯出し(炭出し)」を迎えた。1月から始めた炭焼き、事前の準備作業から数えれば、昨年11月から始まった最後の工程である。2回目の炭の出来も素晴らしかったが、3回目はそれにもまして、いい炭が焼けたのである。なんと、窯入れした窯木の本数479本に対して、いい炭として焼けた本数が442本、良炭率=歩留り92%という信じられないような結果であった。これで、1月から始まった最大の活動行事、「炭焼き」を最高の結果で終えることができた。

 いろいろあって、以前所属していたクラブから独立、昨年の四月に山の手入れを中心として活動するボランティア・クラブを立ち上げ、初めて「炭焼き」を受託した。受託した当初は、気負いと不安と自信とが相半ばであったが、淡々と作業をこなし、特に炭焼きに入ってからは、3回とも素晴らしい結果が得られたので、色々と考え、工夫してやってきたことが間違っていなかったと大きな自信につながった。この公園で炭焼きを始めて10年目の節目の年。今回新しいノウハウも積み上げ、太閤秀吉の古から続いている菊炭の炭焼き技術を、ちゃんと先輩から受け継げたのではないかと思っている。

 反省会を終え、また新たな課題や工夫の必要も明らかになり、「炭焼き」の奥深さを認識しつつ、このような楽しみを与えてくれた炭窯に感謝しながら窯を閉め、今年度の炭焼きを終えた。
  
  

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