2017年4月30日日曜日

最後の桜と見頃の躑躅を楽しむ




 この山で、「エドヒガン(江戸彼岸)」に始まる桜の季節が一段落し、ひと呼吸おいて咲き出すのが、「ウワミズザクラ(上溝桜)」。季節最後の桜である。ブラシのような形をし、ちょっと桜には見えないのだが、れっきとした桜。同時期に同じような形の「イヌザクラ(犬桜)」も咲くのだが、こちらはちょっと貧相で比べるべくもない。



 久しぶりに山頂まであがり、その付近で伐採作業。尾根筋では、「ヤマザクラ(山桜)」がラストの艶姿を見せてくれた。山頂から見渡す景色は、もう明るい緑一色。爽やかな風が心地良い。


 「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」に代わって、林の中で、目を楽しませてくれるのが、「モチツツジ(黐躑躅)」。花弁や葉に触るとベタベタした粘着感があるので、こんな名前がついているが、多くの昆虫が粘着して、とらえられているのを見ることがある。淡紅紫色の花、花の奥に見える濃紅色の斑点が美しい。この山にいくつも残されている「間歩(まぶ)」(かって手掘りの坑道の跡)の入口にも鮮やかに ・・・。
 

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