2012年6月4日月曜日

遊びの山は初夏モードに



 この一か月の間に、山はすっかり「初夏のモード」へと変わっています。

花木の主役は、「エゴノキ」から「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」へ。あの花びらの先がとがった特徴ある純白の花が、梅雨の雨中にひときわ映える季節になったのである。ビオトープの小さな池のほとりには、、散りかけの「エゴノキ」と咲き始めの「ヤマボウシ」が並び、主役交代を告げている。


そして水辺には、「モリアオガエル」によく似ている小ぶりのカエル、「シュレーゲル・アオガエル」の卵も見ることができる。このカエルは、白い泡で包まれた10cmほどの白い卵塊を産卵するというが、見たものはかなり大きく20㎝くらいあったと思う。そして、一際際目立って聞こえるのは、「モリアオガエル(森青蛙)」の求愛の鳴き声。もうすぐ池に突き出ている「ヤマボウシ」の枝先に真っ白な泡状の球形の卵塊を産卵するのも近い。

「ウスタビガ(薄手火蛾、薄足袋蛾)」の幼虫も、活発に「クヌギ(椚)」や「コナラ(小楢)」の葉を食べている。「ウスタビガ」の幼虫を突っついたり、つまんで苛めると、ネズミの様な声で鳴くと聞いたので、ちょっとかわいそうだが苛めてみた。確かにかすかな声で「チュウチュウ」と鳴いた。

 近隣からは、「ゲンジボタル(源氏蛍)」や「ヒメボタル(姫蛍)」の便りも聞かれるようになった。見に行ってみようかとも思う。そんな中で、われわれ爺さんたちは、鰯缶を使って、固形燃料で走る蒸気船を作って子供たちと遊び、このあたりの地区に伝わる伝統的な郷土料理である「粽(ちまき)」づくりの手伝いをしたり、不恰好で不揃いではあるが、My「手打ちうどん」をつくって喰う。いやいや、爺の遊びは尽きないのである。
  
  
  


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