2024年7月25日木曜日

梅雨明け猛暑の中を ・・・

 

 
 梅雨明け猛暑の中を2カ月ぶりに山頂まで登る。途中、先日倒れた「コナラ(小楢)」の大木を処理する。この「コナラ」は、平成29年(2017年)にその当時猛威を振るっていた「カシノナガキムシ」に起因する「ナラ枯れ」に罹り、その時は何ともなかったが、7年かけて木を蝕まれ、枯れ始め、やがて倒れた木である。
  
 こんな大木になるまで放置しておくと、日本中にある里山の場合、人の生活領域に近いため、土砂くずれなどによって倒れ、流されると、被害を大きくしてしまう。 土砂災害軽減化という視点からも森林ボランティアの活動が見直されてもいいと思う。防災の観点からしても、高木になる前に伐採する、いわゆる「低木管理」の重要性がよくわかるのだが、さて「誰が?」という問いになると、そこで答えに行き詰ってしまう。 

  
  
 尾根筋のあちこちの木には、この地域で最初に出てくる「ニイニイゼミ」の脱け殻が ・・・。


 山頂までくると、麓からの上昇気流の風が心地よい。水分を補給し、ゆっくりと体を休める。


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2024年7月18日木曜日

もう梅雨明けも間近 ・・・

 



 久しぶりの夏の日差しの中での作業。先週に続いて伐採したクヌギを鹿から保護している金網の点検、修理を続ける。

  

 作業する場所は、クヌギの高木林で、伐採作業や窯木の運搬に適していることから、新再生林に定め、数年前から高木の伐採作業を続けてきた場所である。陽当りの良い空き地が出現したので、今年は「ボロギク(襤褸菊)」の仲間が繁茂するようになっていた。

 金網の修理と並行して、ボロギク(襤褸菊)」の駆除を行う。

 ほとんどは、愛知県の「段戸山」で初めて発見されその名がついた、北アメリカ原産帰化植物、「ダンドボロギク(段戸襤褸菊)」だが、アフリカ、マダガスカルを原産地とする「ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)」も混じっているようだ。「セイダカアワダチソウ(背高泡立草)」と同じように駆除の対象の外来植物としている。


  
 梅雨明けも間近でしょう、この地域で最初にでてくる「ニイニイゼミ」の抜け殻があちこちに ・・・。

  
 作業後には、おいしいミニトマトの差し入れが ・・・。



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2024年7月11日木曜日

雨も上がったので ・・・

 

  
 今日は一日中雨という天気予報だったが、公園につくと雨は止んでいた。まず最初の作業は、今後の大雨に備えて、雨除けのトタンのチェックや炭窯周辺の排水溝の掃除や草刈り。これで、大雨が降っても炭窯に雨が流れ込むことはないでしょう。



 
 そして続く作業は、伸びてきた台場クヌギの若芽を鹿から守っている金網のチェックと補修。クヌギの若芽が大好物な鹿は、長い首を伸ばして強引に金網を引き下げたり、枝を咥えて引き、金網を破損したりします。成長した鹿は、1日に約3kg食べるというから、その食欲はすさまじいものがある。ポールを立て直したり、破損した金網を取り換えるなど、修理におおわらわ。
  

  
 梅雨の前に花は散った「ヤマグリ(山栗)」、小さな実をつけだしている。そして、伐採してから数年経ち、鹿から保護できた台場クヌギにも小さなドングリが ・・・。




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2024年7月4日木曜日

下草刈りも大事な作業

 




  
 今日は先週植樹を終えたクヌギの幼木の周辺の下草刈り。幼木の成長を阻害しないように行う作業。だいぶ駆除したが、まだし残した「タケニグサ(竹似草)」が残っている。しかも、花が咲いている。開花し実を結び、大量に種子をまき散らすので、開花の前に駆除するのが理想的なのだが ・・・。今までは、よほど食草がなくなって困らない限り、鹿が食べることはなかったが、最近は普通に食草として食べる様に変化して来たという報告もあり、下草刈りの主たる対象となっている。
  
 しかも、繁殖力も旺盛で、つい数週間前に伐った幹からまるで「台場クヌギ」のように新しい葉が成長している。この旺盛な繁殖力が数年前は、駆除の対象の主役だった「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」、「ボロギク(襤褸菊)」を追いやって、主役におさまってしまったのだ。

 
 わずかに残っている「ボロギク(襤褸菊)」も一緒に駆除していく。熱中症に細心の注意を払いながらの作業でもある。



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