2022年10月27日木曜日

視界が開けた

 


  
 2週間前から取り掛かった頂上からの眺望を良くする作業、やっと視界が開け、向かいの「高代寺山」が見通せるようになった。一番下の写真がビフォアである。



 
 最後のラスボス、目当ての「コナラ(小楢)」を伐り倒す。これで「自然観察の森」での間伐作業は終了。11月からは年明けの炭焼きに向けての「クヌギ(椚、橡)」の伐採、窯木作りの作業が始まり、12月末までに1,200本を超える窯木を用意しなくてはならない。
 

【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験、体験入会も受け付けています。

11月、12月はクヌギの伐採、窯木作り
1月、2月は菊炭焼と
今からなら炭焼きの全工程を体験できます。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
   お問い合わせください。  
 


2022年10月20日木曜日

あと一日の作業が必要

 


 公園の山、「知明山」から望む「高代寺山」の眺望を良くしようと、間伐に取り掛かった。チェーンソーや携帯型ウィンチのチルホールを山頂まで持ち上げての作業である。

 左から作業前の眺望、1日目を終えての眺望、右が2日目を終えての眺望である。すこしずつ改善されているのがよくわかる。手前に立ちはだかる高木が、ラスボスでそれを倒すにはあと1日必要である。

 真向かいに見通せる、「高代寺山」(488.7m)の山頂近くには古刹「高代寺」があり、名前の通り「高野山」にお参りが出来ない信者に、代わりにここへお参りすれば同等の御利益があるという寺で、810年「空海」が「高野山」を開く9年前に、この山に立ち寄り、「閼伽井(あかい)神泉」を発見し、「薬師如来像」を祀り、草庵を建てた事が始まりと伝承されている。

 その後、960年、「源満仲」が、父「経基公(清和源氏の祖、六孫王)」の霊廟として、薬師如来像を本尊に創建したと伝えられる真言宗御室派の寺院。最盛期には37の大伽藍、12の支院、1200石の寺領を有する有数の寺院であったという。多田源氏の勢力が弱まり、寺運も衰退、秀吉の頃には廃寺となった。その後、江戸時代初期(1650年頃)に再建され、今に至るという。(豊能町史料などによる)





  
 チェーンソーや携帯型ウィンチのチルホールを山頂まで持ち上げるのも大変であるが、安全のためには欠かせない。間伐と言っても、お目当ての高木だけを伐ればいいのではなく、伐採を予め計画し、整然と植林された杉林などと違って、複雑にいろいろな木が雑然と絡み合っているので、伐採した後、かかり木になるのを防いだり、処理作業の安全を確保せねばならないので、対象木の周辺の木から伐採をしてゆく。山頂近く、今まであまり手を入れていなかった場所なので、結構時間がかかり、あと一日の作業が必要である。

 

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2022年10月16日日曜日

旬の果物をイメージして ・・・

 




  
 秋晴れ。寒くもなく、戸外で遊ぶにはちょうどいい気候。公園も11時ころにはもう満車。

 今日は森のクラブ主催のイベント「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」。20人ほどの家族が参加。思い思いの木工細工を作ってもらいました。皆秀作、力作であるが、私の気に入った作品は、「つるし柿」、旬の果物をイメージしたそうです。


 

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11月、12月はクヌギの伐採、窯木作り
1月、2月は菊炭焼
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2022年10月13日木曜日

危険もいっぱい ・・・

   
 作業を終えて下山の時である。すぐ横の木を見たら、樹液に沢山の「ハチ(蜂)」が群がっている。「キイロスズメバチ(黄色雀蜂)」のようだ。この時期、「スズメバチ」の巣が最大になり、働き蜂の数も1年でいちばん多くなる時期。とくに6月後半から10月頃は凶暴で危険なため十分な注意が必要である。巣ではないので、襲ってくることはないが、用心するに越したことはない。刺激しないように、そうっとはなれて、一目散 ・・・。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   10月16日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
マスク着用をお願いします
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


 

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2022年10月11日火曜日

何をそんなに気に入ってくれたのか2回目の体験学習

 



  
 今日は地元の小学校の「里山体験学習」のサポート。この小学校、何をそんなに気に入ってもらったのか、春に続いて、秋の体験学習もこの公園にやって来た。爺さんたちも気合が入って、前回とは別のプログラムで ・・・。
 
 まずは簡単な里山クイズの後、公園が困っている問題の解決のお手伝いから。実は、公園のビオトープ(生物空間、生物生息空間)の池に、本来このビオトープにはいない「ザリガニ」を持ち込んだ不届きものがいて、それが生態系を乱す恐れがある。とくにこのビオトープは、絶滅危惧種でもある「モリアオガエル(森青蛙)」の産卵場所になっている。そこで、最初の体験学習は「ザリガニ獲り」から。結構獲れました。
  

 
 そして、本来ならば今が旬、「ドングリ拾い」。残念ながら今年はドングリが大不作で、大きな「クヌギ(椚、橡、櫟)」の「ドングリ(団栗)」は、鹿に食べられてしまって、ほとんど見つからない。それでも、いろいろな大きさや形の「ドングリ」を拾い集め、秋を実感してもらった。子供たちが手にしているのは、「シイノキ(椎の木)」のドングリ。




 
 さて午後のカリキュラムは、かっては全国的に名が知れていたこの一庫地区の特産、「一庫炭」、「菊炭」の学習。どうやって炭を焼くのかの説明を聞いた後、炭窯を見学し、竹や松ぼっくり、ドングリなどを缶に詰め、それを炭にしてもらう。炭焼きの原理が学習できるのである。


  
 そして、炭が焼き上がるまでは、「リョウブ(令法)」の木でコースターづくり。つるつるになるまで、徹底的に磨いて磨き上げて、思い思いのイラストなどを描く。世界に一つだけ、自分だけのコースターの出来上がり。




  
 昔の人、と言っても私の親の世代までは、家屋などの建築材料には木材、料理や風呂、暖房には薪や炭、食器や篭なども木を加工したものと、生活の多くを木、里山から得られる木を使っていた。そして薪作りなどの作業を子供が手伝っていたものである。そんな里山に多くを依存していた生活を知ってもらうために、のこぎり体験、薪割体験をしてもらう。多分ほとんどの子が初めての体験でしょう。頑張って伐った木片を記念に持って帰る子がほとんど。
  
 少しでも里山やそこに依存していたかっての暮らし、そして自然を守ることの大切さを少しは分かってもらえただろうか ・・・。



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2022年10月6日木曜日

どの木を伐ろうかな

 


 さて、今年も11月から、年明けの炭焼きに向けての、「クヌギ(櫟、椚、橡)」の伐採、窯木作りが始まります。どの「クヌギ」を伐採するのか、その品定め、調査を前回に引き続いて実施。

 鹿の食害のため、極めて貴重になった「台場クヌギ」をできるだけ残すために、伐採する「台場クヌギ」の数を制限していたが、高木化してきたので、いくつかの「台場クヌギ」は伐採することに決め、マーキングをした。

 日当たりの良い場所では、伐採後わずか4年ほどで手ごろな太さに育っている。「クヌギ」の萌芽力、成長力の強さにあらためて感心する。


 そんな台場クヌギ」に代表される活きた里山、「クヌギ」を材とする地域の伝統、文化である「菊炭焼き」などを学びに地元の小学生たちがやって来た。さてどれほど学んでもらえたかな?


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