2022年10月11日火曜日

何をそんなに気に入ってくれたのか2回目の体験学習

 



  
 今日は地元の小学校の「里山体験学習」のサポート。この小学校、何をそんなに気に入ってもらったのか、春に続いて、秋の体験学習もこの公園にやって来た。爺さんたちも気合が入って、前回とは別のプログラムで ・・・。
 
 まずは簡単な里山クイズの後、公園が困っている問題の解決のお手伝いから。実は、公園のビオトープ(生物空間、生物生息空間)の池に、本来このビオトープにはいない「ザリガニ」を持ち込んだ不届きものがいて、それが生態系を乱す恐れがある。とくにこのビオトープは、絶滅危惧種でもある「モリアオガエル(森青蛙)」の産卵場所になっている。そこで、最初の体験学習は「ザリガニ獲り」から。結構獲れました。
  

 
 そして、本来ならば今が旬、「ドングリ拾い」。残念ながら今年はドングリが大不作で、大きな「クヌギ(椚、橡、櫟)」の「ドングリ(団栗)」は、鹿に食べられてしまって、ほとんど見つからない。それでも、いろいろな大きさや形の「ドングリ」を拾い集め、秋を実感してもらった。子供たちが手にしているのは、「シイノキ(椎の木)」のドングリ。




 
 さて午後のカリキュラムは、かっては全国的に名が知れていたこの一庫地区の特産、「一庫炭」、「菊炭」の学習。どうやって炭を焼くのかの説明を聞いた後、炭窯を見学し、竹や松ぼっくり、ドングリなどを缶に詰め、それを炭にしてもらう。炭焼きの原理が学習できるのである。


  
 そして、炭が焼き上がるまでは、「リョウブ(令法)」の木でコースターづくり。つるつるになるまで、徹底的に磨いて磨き上げて、思い思いのイラストなどを描く。世界に一つだけ、自分だけのコースターの出来上がり。




  
 昔の人、と言っても私の親の世代までは、家屋などの建築材料には木材、料理や風呂、暖房には薪や炭、食器や篭なども木を加工したものと、生活の多くを木、里山から得られる木を使っていた。そして薪作りなどの作業を子供が手伝っていたものである。そんな里山に多くを依存していた生活を知ってもらうために、のこぎり体験、薪割体験をしてもらう。多分ほとんどの子が初めての体験でしょう。頑張って伐った木片を記念に持って帰る子がほとんど。
  
 少しでも里山やそこに依存していたかっての暮らし、そして自然を守ることの大切さを少しは分かってもらえただろうか ・・・。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   10月16日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
マスク着用をお願いします
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


 

【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。
今からなら炭焼きの全工程をたいけんできます。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
   お問い合わせください。  
 



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