2016年8月6日土曜日

アラカシを伐った途端、森は明るくなった


 暑い。この日集まった9人でゆっくりと山頂へと向かう。今日の作業は、この山の森一帯に多く生育しているが、山頂付近の森を暗くし、眺望を妨げている樹齢数十年の「アラカシ(粗樫)」の伐採である。「アラカシ」は、照葉樹林の構成種で、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹。人里近くの雑木林に多く見られ、人為的攪乱にも強いという。

 樹齢数十年ともなると、もちろん手では伐れないので、チェーンソーを使う。写真でも明暗がわかるように、伐った途端、夏の強い日差しが地表まで差し込んで、周りがパッと明るくなる。まだまだ伐らねばならない「アラカシ」は多いので、しばらくはこの作業が続きそうだ。


 伐った「アラカシ」の枝先にはもう小さな「ドングリ(団栗)」がびっしりと実っている。この様子では今年はドングリは豊作。猪、鹿、リスなども餌に困ることはなさそう。
   

0 件のコメント:

コメントを投稿