2014年5月21日水曜日

蛙の歌が聞こえてきた ・・・


 「モリアオガエル(森青蛙)」の産卵が始まった。遊びの山のビオトープにせり出した「ヤマボウシ」の枝に、今年も白い卵塊を見つけた。若葉の明るい緑の中で、きらきらと輝いている。もうそんな時期が来たんだ。

 「モリアオガエル」はおもに森林に生息するが、5月上旬から6月下旬にかけてが産卵期で、生息地付近の湖沼に集まり、深夜、池の上に張り出した木の枝に、体の大きな一匹の雌を数匹の雄が抱きかかえ、共同で直径10~15cmほどのの真白い泡に包まれた卵塊を産みつける。その中に300~800個ほどの卵が産みつけられるが、約1週間ほど経つと卵が孵化する。孵化した「オタマジャクシ」は、泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下する。「オタマジャクシ」は1ヶ月ほどかけて成長するが、「イモリ」や「ゲンゴロウ」などの補食を免れたごく少数の幼蛙だけが、やがて森林へ帰ってゆく。この「モリアオガエル」、兵庫県では「絶滅危惧II類(VU)」に指定されている。(Wikipedia参照)

 残念ながら私はまだ、産卵の瞬間や、孵化した「オタマジャクシ」が、池に落ちていく瞬間を見たことがないので、いつも見たいと思っている。そんなことを思って、ビオトープで卵を見ていたら、あの独特な「モリアオガエル」の鳴き声が聞こえた。
  
  

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